箱根駅伝2022の区間エントリーで昨年5位までの大学について区間配置を考えてみた。

さて、12/29に箱根駅伝の区間エントリーが発表されましたね。
多くの主力が補欠にまわった形で、ワクワク感が高まった大学もあるのではないでしょうか。
当日最大4人、両日合わせ最大6名までの選手変更ができますので、
その分区間配置上の作戦も色々とできるようになったのかなぁと思いますね。

まずは、昨年シード5位までの大学から気になった大学を見て行きます。

駒澤

1区 唐澤拓海(出身校:花咲徳栄)
2区 田澤廉(出身校:青森山田)
3区 佐藤条二(出身校:市立船橋)
4区 大坪幸太(出身校:小林)
5区 金子伊吹(出身校:藤沢翔陵)
6区 篠原倖太朗(出身校:富里)
7区 新矢連士(出身校:星稜)
8区 赤星雄斗(出身校:洛南)
9区 山野力(出身校:宇部鴻城)
10区 東山静也(出身校:高岡向陵)
<補欠>
佃康平(出身校:市立船橋)
青柿響(出身校:聖望学園)
白鳥哲汰(出身校:埼玉栄)
鈴木芽吹(出身校:佐久長聖)
花尾恭輔(出身校:鎮西学院)
安原太陽(出身校:滋賀学園)

昨年優勝校駒澤のエントリーですが、
主力が軒並み補欠におりなかなか読みにくいエントリーとなっていますね。
1区唐澤、2区田澤、3区佐藤は堅いだろうか。
鈴木と安原の配置がどうなるかでだいぶ変わってきそう。
5区は11月の激坂最速王決定戦に出場し
た金子が配置され、さらに上位だった大坪が4区という配置をどう見るか。
山に不安を残すが鈴木を5区にするのか平地7区にまわすのか読みにくい所だ。
また、安原も主力区間に配置されそうだが、4区安原の線もあるかもしれない。
復路は、6区が読めなかったが篠原が配置され大八木監督の秘密兵器となるのか。
となると、7区8区は経験者の花尾、佃が占めて、10区白鳥というのも
あるだろう。優勝争いも山の出来次第となりそうだ。
往路創価から離れることがなければ再度の総合優勝もありそうだ。

 

青山学院

1区 湯原慶吾(出身校:水戸工業)
2区 近藤幸太郎(出身校:豊川工業)
3区 太田蒼生(出身校:大牟田)
4区 関口雄大(出身校:豊川)
5区 若林宏樹(出身校:洛南)
6区 高橋勇輝(出身校:長野日大)
7区 宮坂大器(出身校:埼玉栄)
8区 西久保遼(出身校:鳥栖工業)
9区 中村唯翔(出身校:流経大柏)
10区 中倉啓敦(出身校:愛知)
<補欠>
飯田貴之(出身校:八千代松陰)
岸本大紀(出身校:三条)
横田俊吾(出身校:学法石川)
佐藤一世(出身校:八千代松陰)
志貴勇斗(出身校:山形南)
田中悠登(出身校:敦賀気比)

往路がなかなか読めない配置となりますね。
5区若林ということで、そのまま登りそうな気配もありますが、
監督としては調子の良い方(飯田と比較して)ということだろうか。
直前の記録会やハーフの結果からすると、1区湯原も変更余地があり、
全日本1区だった志貴か佐藤かという所か。
3区はおそらく岸本になるのではないだろうか。

4区関口であるがここも変更になる可能性はある。
仮に若林がこのまま走るのであれば、4区は飯田か佐藤という可能性もありそう。
往路は最大4枚変更も考えられるがパワフル作戦いかに。
復路は6区高橋は堅く、7区は世田谷ハーフ優勝の田中が走りそう。
また、1区志貴の場合、佐藤を再度4区、9区飯田という可能性もあり、
なかなか読みづらいが層は厚い。
往路創価から離れることがなければ総合優勝もある。

 

創価

1区 溝口泰良(出身校:創成館)
2区 フィリップ ムルワ(出身校:キタテボーイズ/ケニア)
3区 小暮栄輝(出身校:樹徳)
4区 嶋津雄大(出身校:若葉総合)
5区 三上雄太(出身校:遊学館)
6区 濱野将基(出身校:佐久長聖)
7区 山森龍暁(出身校:鯖江)
8区 石井大揮(出身校:倉敷)
9区 中武泰希(出身校:向上)
10区 本田晃士郎(出身校:関西創価)
<補欠>
緒方貴典(出身校:熊本工業)
葛西潤(出身校:関西創価)
新家裕太郎(出身校:大阪)
松田爽汰(出身校:滋賀学園)
桑田大輔(出身校:八頭)
吉田凌(出身校:学法石川)

昨年準優勝として、今回も優勝候補となるチーム層の厚さがある。
山区間は5区2位の三上、6区7位の濱野は経験者であり動かす必要がない。
他、往路は2区にムルワが控えており1区さえ凌げばうまくつながりそうだ。
1区と3区は変更の可能性がありそうだが、読めない。
28分台メンバーの葛西、新家、桑田など層が厚いため、今回も往路で上位につければ
そのまま復路にかけても独走する可能性がある。
2021年は駒澤が優勝したものの、創価アンカーにアクシデントがあったためで、
本来は優勝できる布陣ではありそうなので同じような走りができれば
総合優勝も見えてきそうだ。

 

東海大

1区 溝口仁(出身校:創成館)
2区 松崎咲人(出身校:佐久長聖)
3区 金澤有真(出身校:仙台育英)
4区 本間敬大(出身校:佐久長聖)
5区 杉本将太(出身校:東海大市原望洋)
6区 川上勇士(出身校:市立船橋)
7区 水野龍志(出身校:小林)
8区 入田優希(出身校:九州学院)
9区 長田駿佑(出身校:東海大札幌)
10区 吉冨裕太(出身校:大牟田)
<補欠>
市村朋樹(出身校:埼玉栄)
竹村拓真(出身校:秋田工業)
神薗竜馬(出身校:鹿児島実業)
梶谷優斗(出身校:滋賀学園)
越陽汰(出身校:佐久長聖)
吉田響(出身校:東海大静岡翔洋)

1区溝口ですが、このまま走るのかどうかですが、
市村をどう使うのかにもよりそうです。
今季駅伝では、市村を前半区間にこれまで投入してきており、今回もその傾向であれば1区か3区ということに
なりそう。1区市村の場合、3区は神薗と想定。
また、驚いたのは長田ではなく本間が4区に入ったことだろうか。
復路に長田を残したのはシード争いになることも想定してのものだろう。
5区は杉本と秘密兵器吉田が控えており、どちらが出るのか。
吉田についてはこれまで記録会にはほとんど出ておらず、まさに秘密兵器状態。
杉本に関しては11月まで記録会にも出ており、走れている印象はある。
ただ、山登りをする前提では平地を走りすぎている感もあり、このあたりの調整具合いかに。

復路については、万全な経験者川上が6区ということで、
7区以降は外せないメンバーを配置したい。
水野が7区ということであるが、おそらく変えてきそうな気配はある。
丹沢ハーフで調子を上げてきた越か梶谷あたりが入るかもしれない。
8区以降はこのままかなとも思うが、展開次第では竹村も入るかもしれない。
復路はそこそこ厚いメンバーが揃う分、往路で10位以内にはつけておきたい所。
普通に走ればシード圏内だろうが未知数部分あり。

東洋

1区 児玉悠輔(出身校:東北)
2区 松山和希(出身校:学法石川)
3区 大沼翼(出身校:東海大山形)
4区 木本大地(出身校:東洋大牛久)
5区 宮下隼人(出身校:富士河口湖)
6区 九嶋恵舜(出身校:小林)
7区 梅崎蓮(出身校:宇和島東)
8区 蝦夷森章太(出身校:愛知)
9区 柏優吾(出身校:豊川)
10区 吉田周(出身校:広島国際学院)
<補欠>
清野太雅(出身校:喜多方)
前田義弘(出身校:東洋大牛久)
奥山輝(出身校:浦和実業)
佐藤真優(出身校:東洋大牛久)
村上太一(出身校:北見緑陵)
石田洸介(出身校:東農大二)

1区児玉、2区松山、5区宮下は実績として堅いだろう。
全日本まで調子を落とし気味であった松山、宮下の復調具合が
総合成績を左右しそうだ。
スーパールーキー石田の投入区間が気になる所。
負荷的な所で3区石田、前田を4区という線が濃厚か。
21年の6区は60分かかっており、九嶋の上積みが期待される。
7区にまわった梅崎は将来のエース候補として期待されており、
どのくらいで走れるか。また、復路は、安定して走れるという佐藤や
ハーフ63分台の記録を持つ、清野、奥山、村上あたりも調子次第で
コンバートされそう。往路でいかに貯金を作れるかでシードが取れるかどうかが決まりそう。

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