箱根駅伝2022の順位展望と優勝予想について直近の記録会から語ってみる。

今年も出雲駅伝、全日本駅伝と無事開催されたことに
まずは感謝したいですね。ありがとうございます。

今年も記録会は満足に行われず、試合前のここ一発という記録会に出たような選手の
力を推し量る事は難しいのではないかと考えていました。

しかし、出雲、全日本と終えて大体の戦力がわかってきた中で行われた、
世田谷ハーフ、日体大記録会、学連記録会といった大会で出された記録こそ、
大変価値がある記録となるのではないでしょうか。

では、さっそく箱根出場有力大学の選手が走った記録会会の結果から
振り返ってみようかと思います。

 

日体大記録会(11/13)の結果

注目すべきはこの10000m7組目となるでしょうか。
中大の吉居選手の弟(駿恭)選手が走り、高校歴代3位となる28分11秒をたたき出しています。
関東箱根有力校はかなり欲しい選手だと思いますが、兄の後を追うのかどうか今後も楽しみですね。

またこの7組目、出走した36人中28人が28分台で走り切っていますので、
靴の進化もあるとはいえポテンシャルがないと28分台は出ないと思いますので、
かなり力のある選手がいたということになります。

この組、東京農大の2名の選手(並木選手、高槻選手)が28分20秒台でワンツー、
東海大の選手が6人出走し28分台が5人出ましたね。

特に溝口選手が28分24、ルーキーの梶谷選手が28分27と好記録。
全日本駅伝には出走なかった選手がわんさか28分台ということで、
東海大はなぜ全日本でシード落ちをしてしまったのかよくわからないことになっています。
特に溝口選手は、1区を喜早選手に譲っていますから配置ミスといったことも考えられますが、
こちらの記録会を優先したということでしょう。箱根に向けてはずみをつけました。
その他、ルーキーの越選手なども戻してきたのは大きいです。
来年の予選会では、東海大はかなり余裕で勝ち抜いてしまうのではないでしょうか。

箱根予選会を勝ち抜いた日体大大内選手、山梨学院からも、伊東・木山・坪井選手が28分台と好記録でした。
箱根駅伝本戦に向けて各大学好記録が出ました。

 

世田谷246ハーフマラソン

11月14日には世田谷246ハーフマラソンが開催されました。
ハーフの部では、63分台までに青山学院が6人/12、東海大が2人/4、駒澤1人/12、
創価が2人/9、東洋1人/9が入りました。
ここでも、青学のハーフ適用力の高さが伺えましたね。特に優勝した田中選手も62分30台と
難コースへの適応力の高さを感じます。青学トップの選手は青学のエースになっていますので、
次世代エースへと名乗り上げた感じがしますね。
また出走人数からすると、東海大の長田・佐藤選手2名の63分台も大きいと思います。
他は出走人数からするともう少し63分台が欲しかったというところでしょうか。

こうなると箱根駅伝のダークホースは東海大となるでしょうか。

 

関東学連10000m記録挑戦会

総合結果では、28分台が17人出ました。
特に箱根駅伝出場校からは以下です。

帝京 4名
駒澤 2名
東海 2名
国士 2名
國學院 2名
明大 1名
神大 1名

組トップは明大の児玉選手ということで強いです。
帝京がなんと4人が食い込む事となりましたが、28分49-57の間ということで、
帝京4年生と下級生の意地が見えました。
東海は松崎選手が28分30台と大幅自己ベスト、竹村選手も自己ベスト。
国士大の4年生(清水、木榑選手)も28分50台と好調アピール。
色々な大学のエースクラスの選手が火花を散らしましたね。
國學院木付選手と東海松崎選手の2名は箱根駅伝7区で一緒に走った
こともあり、当時は松崎選手が勝ったのですが今は実力伯仲。
本戦でも楽しみですね。

箱根駅伝2022の順位展望と優勝予想

ここまでの記録会の結果から、青山学院の層の厚さはダントツといえそうです。
世田谷ハーフで12名中6人が63分台以内となっており、ここに主力も
合わさった時の破壊力は圧巻でしょうか。

ついで、駒澤、明治、國學院、順大、帝京、東海が続く感じでしょうか。
新戦力が出てきている東海もシードギリギリと言われており、
本戦でシード争いをするかもしれませんが、ちょっと頭が出てきたのかなと思われます。
ただ1万mの記録から行くと上位争いもしそうな戦力にも見えるので、
今大会(箱根駅伝2022)のダークホースは東海にしておきます。
むしろ東海以外は戦力が大体見えたので、未知数な東海が異色な感じです。

11月までの戦力から考えると、本戦は以下順位予想をします。

1. 青山学院
2. 駒澤
3. 國學院
4. 明大
5. 順大
6. 早稲田
7. 創価
8. 東海
9. 帝京
10. 中央

まだまだ分析が不足していると思うので、
エントリーまでに色々みなさんも考えてみてください。
予想するのは自由ですから。

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