【全日本大学駅伝2020x箱根駅伝2021の駆け引きが始まる!】3強(駒澤大x青学x東海大)優勝候補の展望と注目キーマンについて

2020年度はコロナの影響で出雲駅伝がなくなってしまいました。
ただ、箱根駅伝2021直前の大学駅伝の走力競う全日本大学駅伝2020の開催と
箱根駅伝2021の開催がようやく決まりました。

全日本大学駅伝2020x注目の3強は・・、東海大、青学、駒澤

今年は各大学練習に制約もあり、毎年の思うようなトレーニングができなかった大学が多いことと思いますが、それでも箱根にかける学生の思いは強いはず。

その前哨戦かつ最終章となる全日本大学駅伝にて各大学の
走力が浮き彫りになります。

今年度は9月下旬からの夏合宿開け直後の記録会で、
3強(駒澤x青学x東海大)の記録ラッシュが続き、熾烈なレース運びが予想されます。

全日本大学駅伝のコースは昨年度と同じで、
コロナ観戦と感染対策をしっかり行いながら開催されます。
今年は開催式も閉会式もありません。11月1日はTV観戦を推奨で。

今年度も1区から最終区8区まで争われ、
全国ナンバーワンを決める大会です。
各大学の走者は8人ですが、エントリーができるのは13人までです。
この13枠の争いが各大学で繰り広げられています。

締切は、エントリーシートに競技者8人補員5人を記入し、
2020年10月27日(火)午前10時~10月29日(木)午後6時が締切とのことで、
エントリーメンバーが確定されます。

熱田神宮西門前(名古屋市熱田区神宮) → 伊勢神宮内宮宇治橋前(伊勢市宇治館町)  8区間 106.8km
第1区 9.5 ㎞  熱田神宮西門前 → 愛知県・名古屋市港区藤前(ファーストカーゴ前)
第2区 11.1 ㎞ 名古屋市港区藤前 → 三重県・桑名市長島町(長島スポーツランド前)
第3区 11.9 ㎞ 桑名市長島町 → 四日市市羽津(霞ケ浦緑地前)
第4区 11.8 ㎞ 四日市市羽津 → 鈴鹿市林崎町(ファミリーマート鈴鹿林崎町店前)
第5区 12.4 ㎞ 鈴鹿市林崎町 → 津市河芸町(ザ・ビッグエクストラ津河芸店前)
第6区 12.8 ㎞ 津市河芸町 → 津市藤方(ベイスクエア津ラッツ)
第7区 17.6 ㎞ 津市藤方 → 松阪市豊原町(JA松阪前)
第8区 19.7 ㎞ 松阪市豊原町 → 伊勢神宮内宮宇治橋前

東海大の戦力層について

【東海大学 5000m 13分台まとめ 09/28更新】
塩澤稀夕(4) 13:33.44
市村朋樹(3) 13:48.35 9/28 NEW
石原翔太郎(1) 13:51.01 9/21 NEW
名取燎太(4) 13:52.61
本間敬大(3) 13:53.33 9/21 NEW
飯澤千翔(2) 13:53.33
長田駿佑(3) 13:54.35 9/21 NEW
喜早駿介(1) 13:54.52 9/28 NEW
佐伯陽生(1) 13:55.89 9/21 NEW
竹村拓真(2) 13:58.29 9/21 NEW

ルーキーの石原選手、佐伯選手が13分台、
そして東海大のルーキー喜早選手が13分台で復活しました。
今回は調整レースだったようですが、昇り調子で全日本に向けて喜早劇場が始まりそうです。
市村選手も7秒程度タイムを短縮しPB樹立し調子が上がっているようです。
本間、長田選手などもPBを出すなど底上げも順調に行った夏合宿のようでした。

西田選手も5000mも13分台は狙えそうですね。

10000mでは、主力の名取28分10、西田が28分37で仕上げてきました。次のピークも全日本に合わせてくるでしょう。2年の濱地も28分51と調子が良さそうです。選手一覧にはまだないですが、記録会に向けて東海に戻ったということかもしれません。特筆は、名取選手は後半の5000mが13分55秒というタイムだったようでして、これは単独で5000mであればとんでもない記録が出そうですね。全日本3区も面白いと思いますが、戦略的には今年もアンカーが良いのかなと推測。

また、米田選手も走り込んでますね。
これはおそらく全日本の長距離区間、箱根を意識してのことでしょう。
全日本はこれからの1万mの記録も参考となりますが、箱根駅伝では米田選手の
出番はあるかもしれません。

米田智哉(4)
3000m2組目8.35.25
5000m1組目15.18.72
5000m2組目14.57.84

一方で、青学は・・・

青学の5000mタイム平均もどんどん上がってます。
桜美林大との合同の記録会で神林選手を筆頭に13分台が続出。
原監督も「例年並みになってきた」とのこと。
https://hochi.news/articles/20200922-OHT1T50174.html

同日に開催された以下の記録と合わせて、
青学勢は7人が13分台を出してます。

日体大記録会 9/22
男子5000m最終組
宮坂大器(青学大)13.54.95
中村唯翔(青学大)13.55.47
近藤幸太郎(青学大)13.58.21
高橋勇輝(青学大)14.04.29

さらに、10/3の国士舘記録会でも、
11人が13分台となってます。

10/3の国士舘記録会の結果
吉田(4)13:37.34
近藤幸(3)13:44.31
岩見(4)13:45.80
神林(4)13:50.58
中村(2)13:51.81
山内(1)13:52.02
湯原(3)13:52.11
宮坂(2)13:54.89
佐藤(1)13:55.60
高橋(3)13:56.12
横田(2)13:56.98
飯田(3)14:08.88

吉田選手が青学記録をマークしエースとして頭1つ抜けました。また、3年近藤選手もPBを出し一気に部内上位へ進出。驚異的なのは、吉田選手以下、横田選手までPBだったということですね。これは、例年になくタイムが伸びていると思いますね。特に、宮坂選手、近藤選手、中村選手は9/22の日体大からさらにベストを更新してきた点が乗っているなという感じがします。次は、全日本に向けては1万mの記録がみたいですが10月は記録会への出走はないでしょうか。青学の原監督によれば、吉田選手はずっと25km、30km走を入れてきた後でこのタイムとのことで、だいぶ仕上がってきたということでしょうか。また、全日本アンカーも託されそうなニュアンスの言葉です。青学8区は吉田選手の可能性ありで。

さらに、駒澤は・・・

駒澤大は、6月からグラウンドを利用した練習ができていたようです。よって、7月の記録会(ホクレンディスタンスチャレンジ)では他の大学よりも好記録が出ており、早くも今年度の優勝候補筆頭と思われてました。東海大と青学は夏合宿から(8月)が本格始動ということで、若干大学間で練習量に差があることは致し方ありません。

そんな駒澤は、9月に入っても好記録が出ており、小林選手はベストを更新。田澤選手も、全体の4位に入る28分22秒という好記録。

日体大記録会(9/22)
5000m
小林 13.43.77
蓮沼 13.59.85
伊東 14.03.81
江口 14.06.84

10000m
田澤 28.22.48

多摩川5大学@裾野 10/4
5000m
山野(2) 13:55
石川(3) 13:59
赤津(1) 14:06

1万m
小林歩(4)28:38.75
加藤(4) 28:52
酒井(2) 28:58

1万の記録で、上記3名が28分台が出たというのも強いですね。これは、全日本は優勝を狙ってきそうです。

(全日本駅伝で)ズバリ、頂点を狙いますか? と聞くと大八木監督は「優勝は狙いたい」とはっきり
引用:https://4years.asahi.com/article/13758962

とあるように、自信を覗かせているようです。

全日本大学駅伝のキーマンは?

東海大、青学は4年生の走りというのがあると思います。重要区間に配置されるはずですので、誰かが外したら負ける、そういったレースになると思います。中でも、エースの名取選手、吉田選手の走りが肝となりそうです。配置区間が気になりますね。


左から2番目の名取選手

両選手、アンカーに配置される可能性もありますが、そうなった場合には、序盤の流れ次第となります。悪天候で1万mが好記録だった名取選手がやや力が上のような気がしますので、東海大としては、青学より30秒以内でアンカーへ繋げばわからないでしょうか。

一方、駒澤は、層が暑くなりましたのでエース田澤選手の走りで一気に優勝へこぎつける可能性もあります。田澤選手も、7区かアンカー配置となるでしょうか。今年も3強の戦力層は高いので序盤はかなりデッドヒートしそうです。よって、アンカー勝負となってもしっかり最後まで勝負できる選手が指名されそうですね。果たしてどうでしょうか、本番が楽しみです。

おまけ:直前の選手の意気込みなど(東海大公式編)

【東海大学駅伝チーム動画】両角監督インタビュー(全日本駅伝)

【東海大学駅伝チーム動画】エントリー選手インタビュー(全日本駅伝)

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