【箱根駅伝2019x山登り5区のスペシャリストな注目選手達の活躍を予想】青山学院竹石、東海大西田、法政青木、順大山田らが山の神の候補か?今期の成績と絡めて紹介するよ。今年も山登りが熱い!

箱根駅伝2019の開幕まで待ち遠しいですね。
来月12月10日(予定)に箱根を走る選手のエントリー発表が行われます。
区間エントリーは、12月29日(予定)であります。

今年も箱根駅伝5区を走るであろう、もしくは、
走ることになるであろう山の神の候補達が学生駅伝でも
活躍しました。

山登りのためには、人二倍の努力が必要になっています。
上りのトレーニングのメリットでは、
トレーニングを重ねる中で基本走力が上がりますので、
トラックタイム、ハーフマラソン、駅伝の底力に活きてくるのがメリットですね。

デメリットは基本ないかなと思います。
あえて言うと、トレーニングがタフなため、
体ができていないと故障が発生しやすい場合があると言うところでしょうか。
例年山登りをする選手は、全日本大学駅伝には出場しないケースも多かったですが、
今年はほぼ出場していたようでした。

箱根駅伝2019の過酷な
山登り5区を走るスペシャリスト
そして神候補である注目選手をご紹介します。

箱根駅伝2019x山登り5区のスペシャリストな注目選手x法政大の青木涼真選手


まずは、今年の箱根駅伝山登りの5区を区間賞で走った、もっとも神に近い存在の
法政大青木涼真選手です。
2年生で5区に挑戦した青木涼真選手でしたが、いきなり区間賞での5区登場でした。
1年生の時は、8区で区間9位でしたので、ある程度登りに強い選手であると言う
ことでの抜擢だったと思います。今期の成績も見てみましょう。

今期はやや調整が遅れていたとみられた青木選手。
出雲駅伝には出れず、全日本大学駅伝からの登場となりました。
また、法政大の直前の国士舘記録会では、青木選手が5000mを14分10秒と
悪くない成績で迎えています。

山登り候補の青木選手の全日本大学駅伝は、1区に抜擢され、
区間5位の結果。東海大の西川選手に秒差であり適性もみせつけました。
そんな、青木選手は、箱根駅伝では最も走力が発揮できる山登り5区候補となっていますね。

箱根駅伝2018
区間賞 青木涼真 1時間11分44秒 法政大往路5位

今年は区間賞の輝きで、法政大を往路5位まで押し上げた実力者です。
箱根駅伝2019では今度は神になるためのトレーニングをしてくるはずです。
71分切りもあるでしょうか。

今年の箱根駅伝では山区間が速いと、東海大との差がみるみる短縮されました。
法政大は1区土井選手が総合19位と苦しいスタート。
続く2区の坂東選手も14位、3区細川選手は8位、4区は松沢選手が区間13位
とシード権も危うい状況でしたが、5区青木選手が区間賞で法政大を浮上させました。

はるか前(2分10秒前)にいた東海大松尾選手をとらえ、
さらに1分もの差をつけてしまいました。
これが神候補なる所以であります。

東海大までに2分差があってもひっくり帰る可能性があると言う
ことなので、法政大は今年は力をつけてきているので、
往路優勝候補に入ってくるのは間違い無いでしょうが、
全日本では5区までに4分差でしたので、
法政大以上に東海大も走力が上がっていると言えそうです。
それだけ、この両校の差をみるのも箱根駅伝では醍醐味になりそうです。

箱根駅伝2019x山登り5区のスペシャリストな注目選手x青山学院大の竹石尚人選手


[出雲駅伝2018の青学アンカーを背負った竹石選手(一番右)]

今年の青学を牽引している竹石選手。
出雲駅伝2018ではアンカーを務め、区間2位で青学優勝に貢献した竹石選手。

出雲駅伝後のコメント
今回6区を走り、区間2位、チームとして優勝する事が出来ました。
1区から5区までの選手が作ってくれた良い流れに乗って落ち着いて走れたと思います。
今年の目標である3冠箱根5連覇にさらに貢献出来るよう気を引き締めて、
また練習に励みたいと思います。 応援本当にありがとうございました。青学陸上部HP,http://aogaku-tf.com/result/2018/result_10.php#7_tokai

また、関東インカレ2部ハーフでは、
1:05:10 総合5位

で、実力を上げています。
5000mは13分台はまだですが、山登りのトレーニングの
せいか長距離適性は上がってきているようです。
今年は、山の神を目指して全日本大学駅伝には出ていません。

今年は、妥当法政大の青木選手で登ることになる箱根駅伝の5区ですが、
竹石選手にとっても今年の山登りは大変苦痛なものでした。
途中何回も足がつってしまい、立ち止まっては走り出している瞬間が何回もテレビに
映りました。

元山の神、神野からは、「立ち止まって一息入れるのは勇気のある行動」
と言うことでした。逆に止まらなければ、選手生命も危うくなっていたかもしれないと
言っていた気がします。足を極限まで酷使しないようにするのが強くなるための秘訣だそうです。

今年は昨年の教訓を元に、修正し強くなってきていると思います。
新山の神の誕生なるでしょうか。
神野が卒業してから一番の弱点が山登りでしたので、
竹石選手の台頭は大きいですね。

竹石選手は、72分台で区間5位でしたので、
71分切りを目指してさらに登ってくるでしょうか。
箱根駅伝5区が楽しみです。

箱根駅伝2019x山登り5区のスペシャリストな注目選手x東海大の西田壮志選手


【東海大鬼塚選手へ襷を渡す西田選手】

意外でしたが、駅伝デビューが今年の全日本大学駅伝2018でした。
1年生の時からは無理せずじっくり育てられてきた訳ですが、
上級生が強すぎて走れなかったと言えると思います。

西田選手は、山登りをするためには東海大に入ったと言われており、
じっくり山登りのトレーニングを積み重ねてきた訳です。
結果、学生ハーフでは63分36秒で3位。

そして、関東インカレ1部ハーフでは、総合4位と
順調に実力をつけてきました。
すでに全日本大学駅伝終了時点で、松尾選手を超えた
と思われます。10月後半の日体大記録会では、1万mで28分台に突入しています。


関東インカレハーフで4位と輝く東海大西田選手。3月の学生ハーフでも上位に食い込んでいる。

箱根駅伝2019では、今年の山登り5区
の松尾選手を超える記録も期待ができそうです。
九州学院卒の東海大OB宮上のように平地も登りも速い選手に
育って欲しいですね。

全日本の走りをみる限り、走りも軽く神野を彷彿と
させる走りで、山の神になれるかもしれないと言われてきました。
西田選手も72分切りを目指して登って欲しいと思いますね。
今年は松尾選手がブレーキ気味で74分台後半でしたので、状態が良い西田選手であれば、
かなり昨年からの上積みもあるので狙える記録だと思われます
(松尾選手が今年はリザーブで5区と8区担当かもですね)。

箱根駅伝2019x山登り5区のスペシャリストな注目選手x順天堂大の山田攻選手

山田選手は区間4位 順大往路8位に貢献しています。
4区で総合15位からのジャンプアップで相当有利ですね。
今年も72分台で走れば区間5位以内は確実ではないかと思われます。


箱根駅伝2019予選会で激走する山田選手。
64分03秒でゴールし、個人総合66位、順大総合2位に貢献しています。

しかし、全日本大学駅伝2018の7区に山田選手が配置されましたが、
平地では苦しみ、区間14位と順位を下げてしまいました。

全ては箱根駅伝の山登り5区のためと言い聞かせて前を向きましょう。
往路優勝に絡みそうな今年注目の山登りの山の神候補の紹介でした。

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