【箱根駅伝2019x山下り6区のスペシャリストな注目選手達の活躍を予想】青山学院小野田、東海大中島、法政佐藤、帝京横井らが山下りの神候補か?山下りの成績が復路に直結する重要区間。

箱根駅伝といえば、箱根の山対策が必要です。
平地が走れても、山の特殊区間があるため並行して登りと下りの
メンバーも育成しておく必要があります。

今回の箱根駅伝2019では、今年活躍した山下りの選手が数多く残り、
中でも青山学院小野田選手、東海大中島選手が昨年度も1位、2位ということで、
さらに実力が増した中島選手ですので、この2校は山では大きなタイム差は
つきにくい状況になっています。

東海大の中島選手は順調に実力も伸ばしており、
下りに強いことで有名で、箱根駅伝2019では区間賞も狙う。
また、青学小野田選手は、ディフェンディングチャンピオンとしてプライド
がありますので、区間新記録を狙い山下りの神になることも考えているはずです。

例年、この6区での上位5位までの区間記録のチームはシード権を取る確率も
高くなっています。

箱根駅伝2018 6区の個人記録 <10区終了時の大学総合順位>
1位小野田 勇次 青学 58分03秒 <青学は総合優勝>
2位中島 怜利 東海大 58分36秒 <東海大は総合5位>
3位佐藤 敏也 法政大 58分49秒 <法政大は総合6位>
4位横井 裕仁 帝京大 59分20秒 <帝京大は総合9位>
5位今西 駿介 東洋大 59分31秒 <東洋大は総合2位>

7区からは平地になりますので、概ねここでのタイム差が往路の貯金に
絡みついて、往路で借金気味であった東海大は息を吹き返し、復路メンバーが
走りやすくなってます。また、法政大は復路メンバーはそこまで強くはない状況でしたので、
佐藤選手がさらに法政大に勢いを与えたということになります。

帝京大に至っても、層が厚いので、復路メンバー
が順大を抜いてゆく可能性は高かったですが、
ここの山下り区間でおよそ帝京が順大よりも1分速かったので、
順大の江口選手を抜いて 結局順位が入れ替わったのがシード獲得の
決めてと言ってもいいくらいでした。
大手町ゴール時点では総合11位の順大との差はおよそ1分でした。

これは山下りがシード獲得のための第一条件かもしれません。
山登りをおそろかにせず、かつ山下りでさらに区間5番以内で駆け抜けることが
重要ですね。

東海大に至っては、往路の成績が振るわないのは、
山登りが不安定なため。山下りのスペシャリストはいるので、なんとしてでも山で上位を
狙わない限り総合優勝は厳しそうですね。

そこで、箱根駅伝2019山下り6区のスペシャリストの紹介と、
今期の各選手の成績を見て見ましょう。

箱根駅伝2019x山下り6区のスペシャリストx青山学院小野田選手の展望・予想

今年の箱根駅伝の6区で区間賞だった青学の小野田選手です。
やはり、今期も調子は維持しており全日本大学駅伝の1区も担いました。
1万m自己ベストも4月に更新し、28分台に乗せて来ていますね。

2018年4月21日(土) 第262回日本体育大学長距離競技会
小野田勇次 28:57.30  PB

ただ、夏場は少し調子を落としていたようで、
なかなか5000mのベスト更新はならずでした。
それでも、全日本には間に合う所、調整上手という所でしょうか。

全日本大学駅伝2018
1区 小野田勇次 27:29 区間3位

平地も難なくこなせる小野田選手ですが、
これからは6区の記録更新に向けてトレーニングがはじまリます。

2ヶ月ではほとんど戦力が変わることはない、
と神奈川大の大後監督は言っておられましたが、
真面目に取り組む学生ほど見違えるようになることもあるという
ことですから、学生最後の箱根駅伝で前人未到の記録が出せるでしょうか。
山下りなので足にダメージを受ける可能性もあり、
来年社会人にもなる小野田選手は若干セーブしてしまうのではないかとも考えられます。
それでも今年同等の走りであれば、区間上位なのは間違いないですね。

箱根駅伝2019x山下り6区のスペシャリストx東海大中島選手の展望・予想

第2回世田谷陸上競技会 期日:6月2日(土)
5000m 中島 怜利 13分53秒93

2018日本学生陸上競技個人選手権大会 期日:6月15日(金)~17日(日)
5000mTR決勝 中島 怜利 13分54秒52 (4位)

第32回サフォークランド士別ハーフマラソン 期日:7月22日(日)
中島 怜利 1時間04分51秒 9位

出雲全日本大学選抜駅伝競走 期日:10月8日(月・祝)
3区(8.5km) 中島 怜利 26分12秒 (区間12位)

このような成績で、
上期は申し分ないくらい調子がよかったですね。
5000mも13分台を連発して自己ベストを更新しており、
これは覚醒と思われました。
ハーフマラソンも調子が良く、夏場でも64分台で走るなど
自力が高いです。

夏場以降、合宿疲れもあったのか、
出雲駅伝では本調子ではなかったのではと思われました。
周りの主力が走れていなかったので、その中でも走れている中島選手が
3区を任されたのだと思いますが、森田選手に突き放される苦しい展開でした。

箱根駅伝が本当の本番ですから、その6区の快走に向けて悔しさを晴らすために、
トレーニングが続けられています。

#Braking58 これは、おそらく箱根駅伝6区の58分切りを意味している
のだと思われますが、中島選手の強い意志を感じます。

箱根駅伝2019x山下り6区のスペシャリストx法政大佐藤選手の展望・予想


#7が佐藤敏也選手

ハーフマラソンも春先から走れており、
関東インカレでは14位66分25と入賞まであともう一息でした。

全日本大学駅伝2018
3区 佐藤敏也 35:02 区間8位

大幅ベスト更新はない状況で、本番では結果を出しています。
駒澤の伊勢選手には勝っていますね。
佐藤選手も箱根駅伝の本番に強いタイプで、
おそらく全日本以降は東海大中島選手同様に箱根1本にかけてくるでしょうか。

法政大躍進の起爆剤となるためには、
再度6区での激走が欠かせませんね。

東海大と近い位置にいる場合、彼らの激走が
区間新記録を作るかもしれません。

箱根駅伝2019x山下り6区のスペシャリストx帝京大横井選手の展望・予想

関東インカレ2部のハーブでは、
横井選手は3位(64分06)とかなりの好成績を出していました。

今期は、学生駅伝はフル出場で帝京メンバーの
主力として活躍しています。

出雲駅伝2018
2区 横井 裕仁 16:51 区間5位

全日本大学駅伝2018
2区 横井 裕仁 32:38 区間8位

東海大關選手に20秒程度負けてしまいましたが、
エース級相手にもなんとか食いつこうとする姿勢が良い印象を受けました。
今期は安定した成績を残していますね。

このまま、箱根駅伝2019の6区も走ることになると思いますが、
帝京大シード獲得のためには横井選手の走りが必須となっています。

箱根駅伝6区のスペシャリストについて紹介しました。
箱根駅伝2019が熱い!

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