筆者は、箱根駅伝をはじめとした全日本大学大学駅伝
出雲駅伝やトラック競技が大好きです。
出雲駅伝、全日本大学駅伝そして、2018箱根駅伝に向けて流れがわかるよう書いていきます。

中でも、注目選手注目大学
2018箱根駅伝2018箱根駅伝の順位展望
などに関しても触れて行きます。
毎年母校を中心に選手の成長記録に一喜一憂しています(笑)。
読み物として書いていけたら良いなと考えています。

さて、もうすぐ2018箱根駅伝が近づいてますので、
いったいどのような状況になっているのか気になりますね。
ご紹介しますね。

さて2017年、今年の学生戦国駅伝の戦況としまして、3強という構図になってきています。
出雲駅伝前から、箱根駅伝シード校優勝候補であります
東海、神奈川、中央学院、青学、東洋の構図かなと想像してました。
それは、直前の5kmと10kmの記録会のタイムを参考にしていたので、
明らかに調子を上げてきていたのがこの大学だったと認識していたためです。

間違いなく、2018箱根駅伝では優勝候補
の大学となることでしょう。

出雲駅伝2017の結果、東海大が10年ぶりの優勝。青学は2位。神奈川と東洋は?活躍した注目選手は?

10月の出雲駅伝では、1区の成績をまず見てみてください。



1.東海大
2.神奈川大 +2
3.中央学院大 +13
・・・・・
5.東洋大 +24
8.青学 +38
どうでしょう、ここはほぼほぼ予想通りでしたが・・・。
1区の流れがほぼ結果を決めてしまう出雲駅伝。

春のトラックレースから実績を出してきており、
さらに夏合宿中もスピードに磨きをかけてきた東海が前評判通りに圧勝し優勝、
ただ、神奈川は2区まで好走してましたが3区以降が振るわず、
中央学院大も同様に2区以降振るわず、
そして、青学は2区田村選手が巻き返しできたのが準優勝となるポイントでした。

東海以外の上記3校はミスしましたが、青学がその範囲を最小限にできてますし、
神奈川はそもそも最初から捨て試合だったとも言われてます。
絶対的な注目すべきエースの鈴木健吾選手がエントリーされていなかったからです。
夏の故障を引きずったために、9月から10月は全日本大学駅伝で優勝するために
単独大島に合宿をして、調整をしていたそうです。かなりの距離を踏んだと言われています。

中央学院が振るわなかったのは全体的に暑さに弱い?のかなとも思いましたが、
9月の記録会にピークが来てしまったのかもしれませんね。

東洋大は、1区西山選手が不発で区間5位に終わりました。
その後、山本修二選手が3区区間2位で爆走、
スーパールーキー吉川選手が4区で区間4位と安定した走りを見せました。
ただ、後続が続かず総合5位に終わりました。

しかしながら、東海の注目アンカーだった關選手は見事に1分30秒の差をつけて
青学に勝利しましたが、東海の各区間の選手が自分の仕事をほぼ完璧にこなした結果でした。
黄金世代の3区松尾選手が区間4位で耐え抜いて、
4区鬼塚選手で巻き返すというシンプルな方程式に見えました。
青学の原監督は「まさか鬼塚選手が4区とは・・・」と驚いたそうでした。

昨年は1区でロケットスタートをした鬼塚選手。
しかし、今年は1区に万全な阪口選手がいました。
彼を1区に置けた時点で東海の優勝が決まっていたように思えます。
両角監督の期待に応えて、見事に阪口選手、鬼塚選手、關選手も区間賞の走りでした。

東海大の2年生は黄金世代とも言われており、
全国高校駅伝の都大路1区6位までの内、5人が入学をしたのが所以です。
關選手、羽生選手、鬼塚選手、阪口選手、館澤選手

それから1年間でますますパワーアップを遂げました。
トラック競技では軒並み入賞、優勝を連発。
既に黄金時代への覚醒が始まっていました。

加えて、東海のいぶし銀こと3年の三上選手の存在が大きかったですね。
5区で青学が後ろにいる中でさらに後続を引き離し見事区間賞を獲得。
東海の優勝に貢献しました。
3年になって大きく成長してきた選手です。
主なトラックレースでは3000m障害走で入賞を連発。
みっちり足腰を鍛え上げてきました。



区間2位の快走をする3年いぶし銀こと三上選手
夏合宿では高地トレーニングを中心にさらにパワーアップ。
夜も低酸素テントで寝ることでケニア人のような強い体を作り上げてきたのです。
疲労が癒えてくる11月下旬頃からさらに調子を上げそうですね。

と、書いてましたが、本当に調子をあげてきていますね。
八王子ロングでも28分30台の自己ベストを出しています。



全日本大学駅伝2017の結果、神奈川大が優勝。東海大は2位、青学は3位、東洋は5位でシード獲得。

先日11月5日の全日本大学駅伝では、7区までにトップだった東海大が
8区で神奈川鈴木健吾選手に抜かれ、そのまま神奈川が優勝という結果でした。
東洋大は5区まで相澤選手、山本修二選手、西山選手の完璧な走りで総合1位を
死守していました。しかし、6区浅井選手が不調で区間16位と失速。
総合5位へと引き下がってしまっています。

青学の原監督曰く「ウチは層が厚いので」というのが口癖
でしたが、今年は蓋を開けてみるとそうでもないのではないか?と思いました。
特に、全日本大学駅伝で露呈したのが逆に層の薄さではないでしょうか。
東海、神奈川にはもう勝てない可能性すらあります。

確かに、2区で東海の塩澤選手に追いついた田村選手はかなり強力でした。
しかし、5区下田選手での逆転の構想があったはずですが、出雲駅伝でできた
血豆?の影響で十分に力が出せず、東海に約40秒差となったのが致命的でしたが、
完治しないまま下田選手を出さざるを得なかった選手層だったとも言えます。

そもそも、1区の中村選手での出遅れが一番大きいのかもしれませんが、
それは東海鬼塚選手にも言えることでした。
中村選手はマラソンをやるのでスタミナがないわけではないです。
スピードが足りなかったのと調整がよくなかったと思われます。

1区、3区、そして5区以降は東海の選手は一度も青学の選手に負けませんでした。
東海大の5区以降は区間2位の好成績で準優勝とミスはありましたが、
内容は実力通りだったのかもしれません。

東海と青学。
ミスもあったこの2校でしたが、そのミスをより最小限にできた東海が青学の
前の順位でゴールできたとも言えます。
さらにほぼノーミスだった神奈川大学が優勝できた訳です。


神奈川の鈴木選手、57分台は圧巻の走りでしたね。
お見事です!!
57分台は過去、東海大のレジェンド村澤選手も57分47を出しています。
その時の彼に匹敵するということですね、やばすぎる!です。

東海の川端選手も19.7kmを58分台で走破しましたので、
若干調子を崩した時の村澤選手には勝っていますので
かなり実力があるということです。4年生の意地のぶつかり合いも楽しみですね。



区間3位と力走した4年川端選手
 

箱根駅伝2018の優勝候補はどこが勝つ?注目選手は?箱根駅伝2018優勝候補の区間配置と順位予想と展望について

さて、次は来年のシード校である箱根駅伝2018優勝候補
展望です。
正直、各大学の直近20kmの距離のタイムを見ないと分かり難いです。

優勝候補の東海は1区、2区と山登り要員の出来次第でほぼ決まりそうですね。
注目の1区には鬼塚選手、阪口選手でしょうか。昨年の箱根駅伝の実績を活かすなら、
鬼塚選手ですが来年度箱根駅伝2019を見据えるなら阪口選手でもありだと思いますね。
阪口選手の仕上がりが楽しみです。
2区には昨年のリベンジとして關選手を配置したいですが、
川端選手の走力も上がっていますので悩みますね。
川端選手を2区、關選手を3区であっても十分に戦えそうです。
往路は神奈川に譲って、むしろ青学と離されないことが重要でしょう。

そして、4区は湊谷選手です。
主力復活の3年湊谷選手を4区においておきたいですね。
また、山登りの5区はレースにあまり出ていない春日選手が濃厚ですが、
サプライズもあるかもです。
東海の5区は全く読めません。

昨年は館澤選手が登りましたが、区間13位で撃沈でした。
10kmくらいまでは区間賞ペースでしたが、突っ込みすぎのブレーキです。
東海としては少し作戦を立てて臨めれば勝機が見えると思いますが・・・。

復路は間違いなく強いかと、総合優勝の可能性はありそう。
全日本大学駅伝には出ませんでしたが(他のメンバーの調子が良すぎたため)、
東海の有力選手がまだいます。
マラソン向けの練習を積んできており、川端選手とほぼ同等の実力があると思われるのが
黄金世代注目の2年中島選手です。



高島平20kmで川内選手と並走し59分30台の快走し力を見せつけた2年中島選手
昨年の箱根駅伝では、6区山下りを担当し59分台で駆け抜けました。
そして、今年は間違いなく走力も充実し、スピードもつけてきました。
20kmの距離ではさらにガンガン行っちゃいます(本人曰く)。
山下りでも実力発揮できますが、彼を復路エース区間の9区においても面白そうですね。
まさに逆襲に相応しい選手です。

6区山下りは昨年5区で山登りをした館澤選手がいますし、さらに経験者の国行選手もいますが・・。
6区に館澤選手が置けるならかなり復路有利に働くと思います。
突っ込んでさらに持ちこたえる選手ですから、まさにうってつけの区間でしょう。
山下りで思いっきりスピードを生かして突っ込んで、
平地でもがむしゃらに走ってくれれば区間記録を大幅に更新する可能性があります。
復路7区塩澤選手、
8区松尾選手、9区中島選手、10区国行選手でも面白いかも。
7区の塩澤選手
三上選手・・・、ここも悩みそうです(笑)。

東海大の両角監督も、塩澤選手を2018箱根駅伝の
エントリーから外した理由については、

塩沢は入学当初から1年目の箱根駅伝は無理に狙わないという計画でした。
それに20キロは1年生より上級生の方が強いということです
出典,https://news.biglobe.ne.jp/sports/1210/sph_171210_1476481941.html

ということで、単純に2年生以上が強力ということで、
無理な出走は避けたということでスネ。
計画通り塩澤選手も納得している感じです。

という訳でして、これまで11月までの予想でしたが、
12/10メンバー発表もありましたので考慮して予想をしてみました。

東海現状の2018箱根駅伝の区間配置予想は、
1区鬼塚選手
2区川端選手
3区三上選手
4区阪口選手
5区春日選手、西田選手?
6区中島選手
7区關選手
8区松尾選手
9区湊谷選手
10区国行選手(湯澤選手、西川選手)
あくまで現状です(2017/12/10時点)。

東海大は、これで順当であれば4区で
2位前後ではないかと思われます。

そして、山登りで区間8位以内で抑えきれば、3位以上は硬そうです。
しっかり山を走れば往路優勝も見えています。
そして、復路もこのオーダーであれば、
復路優勝、総合優勝はできると思います。
もう優勝しないとおかしい戦力かと・・・。

神奈川は2区鈴木健吾選手の出来次第では往路優勝もあるかもしれませんが、
復路は選手層に不安があるかもしれないのと単独走が多いのですが、、、
間違いなく総合3位以上の上位でしょうか。復路の出来次第です。

青学は全く読めなくなりました。。
青学の原監督情報では、2018箱根駅伝の作戦名は、
ハーモニー大作戦」ということでした。
意図は以下のようです。

「今年はですね…チームの特徴として、デコボコ駅伝なんですよね。
しかし最後は最低限、まとめてきた。
これは音楽でたとえるなら、しっかり電源は入っているんですね。
力はあるんです…しかし、なかなか、
調和が取れていない。
これ、学生は個々の力はついてきました…音楽で言えば、
パーツのパワーは付いてきたが最後、
何か抜けているところがある。
それは監督の熱さかな、調和だな」と、
自らに責任があること示唆した。
そして「しっかりと士気を高めておきたいな。
そういう意味を込めて」と作戦名について説明した。
出典,https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201712100000472.html

んー、なんか苦しい言い訳をされたという感じがしますね(笑)。
この場で駅伝大会前に、あまりにテレビに出過ぎたことを反省したのでしょうが、
選手エントリーに関して「凸凹すぎて悩んだ」ということが伝わってきます。
優勝候補ではあるものの、例年と比較すると穴があるということでしょう。

また、2区田村選手を置いてくる可能性もありますが、
1区、3区、5区、7区、9区が鬼門でしょうか。
1区の出遅れが目立っていますので、梶谷選手が昨年の
走りをするなら安心できそうですが1区のペースがどうなるのかわからないです。
スローペースになれば、再度梶谷選手の配置で問題ないと思いますが。。
鬼塚選手と山藤選手、相澤選手が1区であれば、ラスト3km勝負でしょうか。
2区を鈴木選手で乗り切って、3区でさらに追いかける必要もあります。
現状、1区梶谷選手であれば3区田村選手の可能性もあります。

青学は、山対策も「バッチリできている」ということでした。
さて、青学の前回5区8位の貞永選手が外れたことで他に見込がたった
ということでしょうか。まさかの世田谷で活躍した林選手でしょうか?
原監督のことなので、2年か3年からの抜擢選手と思われます。
中根選手、吉田選手、山田選手?・・・・・誰なの?? 

駅伝に出ていない選手も十分ありえます。
東海大と勝負できれば良いですので、山登りに専門的に取り組んでき
ということですね。

東海大1区は阪口選手か鬼塚選手が
配置されそうですし、東洋は東海の鬼塚選手のライバル?の相澤選手でしょうね。
彼らのペース次第のような気がします。
ラストに持ち込む展開に東海ができれば1区区間賞をもぎ取る可能性は
一番ありそうですね。青学が奇策で1区田村選手というのはないかなぁ。。

青学現状の2018箱根駅伝の区間配置と順位予想は、
1区田村選手?梶谷選手?
2区鈴木選手?森田選手?
3区梶谷選手?田村選手?橋間選手?橋詰選手?
4区森田選手?鈴木選手?
5区林選手?(中根選手、吉田選手、山田選手?)
6区小野田選手
7区橋間選手?橋詰選手?
8区下田選手?竹石選手?
9区林選手?橋詰選手?
10区竹石選手?下田選手?橋間選手?橋詰選手?
あくまで現状です(2017/12/10時点)。

んーどうでしょうかね。
無難に1区で飛び出すには田村選手しかいないですよね。。
1区以外なら3区しかないでしょう。
そして、あえての全日本アンカーの2区鈴木選手です、
森田選手と悩み所ですが。
ハードな4区はやはり実績者の森田選手しかいないですかね。

復路は先週の世田谷ハーフで63分台を出した林選手がきそうですが、
まさかの5区かなとも思っています・・・。
スピードとスタミナがあるので復路のエース区間の9区に配置してみました。
竹石選手も良い走りをするので菅、下田選手も復調してきたとのことで
10区にしてみました。

という訳でして、優勝の展望ですが、
個人的な意見では、

往路の順位
1位東海 or 神奈川
2位青学
3位東洋
————–
復路の順位
1位東海
2位青学
3位神奈川
————–
総合順位
1位東海大
2位青学
3位神奈川

と、予想しております。
現状レベルでの判断に過ぎませんので、ご了承くださいね。

みなさんのコメントもじゃんじゃん受付ておりますので、
気兼ねなくどうぞ!!

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